以前にも書きましたが、首の背面の不調(特に後頭下筋群の機能不全)は、首や腕の痛みや強張りなどを生じるだけでなく、モチベーションに悪影響を与えます。判断力や思考力、記憶力、集中力といった認知機能の低下をもたらし、仕事や人間関係を行き詰まらせる要因になります。
私自身も若い頃に後頭下筋群の不調で悩まされていました。今こそ自力で改善する方法を知っているので、寝る前にセルフマッサージをしてなんとか乗り切れていますが、もし対策を知らなかったら廃人になっていたかも知れません。それくらい首の不調は辛いものです。
ストイックな人ほど、ある日突然ダウンしてしまうものです。そうなってしまいそうな人たちを救うことが、私の仕事であり大きなやり甲斐の一つになっています。
先日の新患さんも長年のハードワークが祟り、頚部からの不調が心身に表出していました。どの方でも、セッションのはじめと終わりに、荷重バランスや歩行分析、姿勢分析、呼吸パターン、頚椎の動的な分析と評価を実施し、どれだけ改善されたのかを評価します。
結果は、比較写真の通り脳の霧が晴れて頭部の位置が改善されています。セルフケアの方法をご紹介したので、次回その効果がどれだけあるのか楽しみにです。





