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膝の痛み

膝の痛み 

膝の痛みで悩まれている方は大勢いらっしゃいますが、そのうちの多くは「もう年だから仕方がない」と諦めてしまっているようです。

 他の部位のトラブルと同じく、膝痛も非効率な歩き方や股関節を使わないしゃがみ方、正座の習慣、膝を酷使する運動などによる経年変化が誘因となって起こります。

 レントゲンやCTスキャンなどの画像検査を受けて、ボッコリと変形した骨やすり減った半月板を目の当たりにすると、これがまさに病巣なんだと思い込んでしまうものです。また、自分の膝に対しての自信を失います。

 ほとんど触診をしない整形外科医であれば、画像所見で認められた骨や半月板の変形が真犯人であるかのように説明してくるかもしれません。残念なことに、専門的な知識がない患者さんは、その説明を鵜呑みにしてしまうのです。

 変形した半月板や骨棘が原因だと判断された場合、外科的な処置で「それ」を取り除くわけですが、術後の満足度が本人の期待を上まることは決して多いとは言えません。「邪魔者」を取り除いても、しばらくして再発する場合が多々あります。その患者さんが患部に負担をかける姿勢や動作パターンを続けているか、もしくは取り除いたものが病巣ではなかった場合です。

荷重バランスの極端に違い

 膝痛を抱えている患者さんを2台の体重計に片足ずつ載せてもらうと、痛みを抱えている側に5〜13kgも多く荷重していることが多々あります。これだけ左右で荷重の差異があったら、膝や股関節、腰に問題が生じるのは不思議ではありません。しかしながら、こうしたシンプルなチェックを病院では実施されていません。荷重バランスの違いも調べずに、メスを入れてしまうのです。

原因は米粒ほどのシコリ

 人の強いようで脆く、脆いようで強いものです。例えば、膝に激痛があって歩くことも困難になると、「いったい私の膝はどうなってしまったのだろう?」と不安になるものです。

 しかしながら、その原因が膝関節に形成された米粒ほどの小さなシコリだったり、ビーフジャーキーのように硬縮した軟部組織だったりするケースが多いのです。そして、それを指先で丁寧に30〜60分ほどかけて散らしていくと、魔法にかかったように痛みと機能不全が消失していきます。

 今回ご紹介する患者さんも膝の変形がひどく、医師から手術を勧められていました。まだ、セッションは2回目ですが、既に本人の悩みは膝の痛みから肩の痛みにうつっています。つまり、膝の痛みが大幅に改善されたということです。

 興味深いのは、治療と同時に効率的な歩き方を指導すると、姿勢=スタイルまで大きく変わることです。また、しばらく経ってから彼女の変化をお伝えしたいと思います。

2回のセッション後の変化

https://youtu.be/dNVK0m51oX0