椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛で、玄関から脚を引きずって来られた患者さんの20日後の画像です。症状が軽減した後は、腰痛を再発させないための姿勢のマネジメントや腹圧のコントロール、股関節の使い方などやるべきことが山積み。
闇雲に腹筋運動でコアを鍛えるなんてことはしません。腹筋を鍛えること=腰痛予防にはならないからです。むしろ、シットアップやクランチといった上体を繰り返し屈曲する運動は、椎間板ヘルニアを増悪させる引き金となる場合があります。
腰痛患者の為の運動療法は、呼吸の仕方など極めてベーシックなことからスタートします。年末迄に、この患者さんのコンディションがどこまで向上するか、楽しみなところです。