職人にとって道具は手の一部。治療家は手が道具です。
先日、20年間使い続けてきた陶器の治療具を、家具職人の松岡茂樹氏(KOMA代表)に木で作ってもらいました。さすがの見事な出来栄え。
飛ぶ鳥を落とす勢いの松岡氏は、東京オリンピックの記念館に設置されるオブジェも制作しているそうです。
職人になるまで1万時間を要し、匠と呼ばれるまでには6万時間かかると言われています。
これまで人体に触れてきた時間をざっと計算したら、7万4千時間を超えていました。でも、自分は職人や匠にはなれない。生涯、貪欲な学生で貫きます。縁があった人たちを痛みから解放するために、この道具を引退するまで使い続けていく。
これからも、この道具で大きな変化と感動を起こしていきます。