MARO'S
著書

アゴトレ

13冊目となる本書は、頭痛・めまい、首で肩の痛みを動かしながら自力で改善することを目的としています。

なんやかんやと、書き始めてから3年も経ってしまいました。その間にエビデンスが変わったり、考え方、手法も変わったりしたため、書き直しや動画のセリフ修正に手間をとりましたが、笑われない程度の作品に仕上がったと自負しています。もっとこの事を掘り下げたかった…悔いは多々ありますが、それは次の作品に活かします。

多くの痛みや機能障害は、不活動による癒着や拘縮、呼吸パターンの問題による偏った筋肉の過活動、または不適切なカラダの動かし方が原因で発生します。痛みがある部位をかばって、動かさなくなってしまうものですが、過度な安静や固定は筋の弱化と関節の不安定性を招き、治癒を遷延させます。

痛みをコントロールできる範囲で動かすこと、段階的に動きのレベルを上げて、他の部位との協調性を高めていくことが、症状の改善と再発予防のために不可欠です。アゴトレのネーミングは、「アゴを動かすことで効率的な首の動かし方を身につけましょう」という意図でつけました。例えば「首を屈曲させて下さい」と指示するより、「アゴを引いて下さい」と指示した方が、直ぐに理解されるし、効率良く首を屈曲させることになります。

「最初は少し動かすのが不安だったけど、エクササイズを実践していたら、いつの間にか痛みを忘れていた」

これが、本書が導くゴールです。受け身の治療だけでは、根本的な改善に至らないとお気付きの方、在宅でできるシンプルな運動療法にご興味のある方は、是非ご一読下さいませ。

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