MARO'S
著書

痛みと歪みを治す健康ストレッチ

本書があったからこそ、今も本を書き続けられているのだと思っています。

本書のオファーは、知人のラガーマンから突然やってきました。駆け出しで無名だった私に、突然出版の依頼が舞い込んで来たため、最初は半信半疑でした。
知人「お前、本を書かない?」
私「え?俺が書いていいんですか?やってみようかな」
こんな適当な会話から、執筆することが始まったのです。当初は、口述筆記ということでした。

四谷にある貸し会議室で収録が始まりました。レコーダーをテーブルの真ん中に置き、5時間しゃべり続けました。今と比べて1割も知識がなかったため、途中で何を言っているのか、自分でも分からなくなってしまった記憶があります。

そして、出来上がってきた原稿を読んで、「こんな事は言っていません。これはめちゃくちゃです」と猛反発したのです。編集者は「いや、録音した内容をそのまま書き起こしたのだから、そんなはずはない」と認めず、険悪なムードになってしまいました。結局、自分が書くことになったのですが、この時に自分で原稿を書くスタイルが確立されたのだと思います。

しかし、wordはおろか、全くパソコンを扱えなかったので、200×200の原稿用紙に手書きで書いていました。新幹線の中で原稿用紙を紛失したり、ジュースを原稿にこぼしてベロベロになってしまったりと、ヘマばかりしていました。 汚い字で読み難いうえに、矢印だらけのパズルのようになっている原稿を、よくぞ解読してくれたと、担当編集者の方に感謝しています。

見本の本が、手元に届いた時に、きちんとした実用書だった事を知って、大喜びしていました。あの本が売れる理由が分からないのですが、現在13万5千部を越え、アジア各国で翻訳されています。今の方が、ずっと内容の濃い本を書いているはずなのに、この本のセールスを越える本を出せていないのです。

本書を出す機会を与えて下さった方々に、心から感謝しています。

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